オーサムシティクラブ現在の真相!脱退劇の裏側と「勿忘」経た今
映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして社会現象を巻き起こした「勿忘」から月日が流れ、デビュー10周年の節目を越えた現在、Awesome City Club(オーサムシティクラブ)の動向に再び強い関心が集まっています。男女ツインボーカルが生み出す洗練されたシティポップサウンドとおしゃれな佇まいでカルチャーシーンを牽引してきた彼らですが、検索窓には今なお「メンバー脱退」「解散の噂」といった不穏なキーワードが並びます。
結成当初の5人組から3人体制へとシフトした背景には、どのような葛藤や決断があったのか。そして「勿忘」による爆発的なブレイクを経た彼らは、現在どのような音楽的境地に立っているのか。公式発表や関係者の証言、音楽業界における客観的データを踏まえ、その歩みと真実を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2019年のマツザカタクミ(Ba/Rap)、2020年のユキエ(Dr)脱退は不仲ではなく、30代を迎えたメンバー個々の音楽的自立とライフプランの相違が真相。
- 要点2:映画『花束みたいな恋をした』との相乗効果で「勿忘」がストリーミング数億回再生を突破し、2021年に紅白初出場を果たしたことでバンドの社会的是認が決定づけられた。
- 要点3:2026年現在も解散しておらず、atagi・PORIN・モリシーの3名が個々のプロデュースやソロ表現をバンドへ還元する「柔軟なクリエイティブ共同体」として進化中。
【軌跡と変遷】オーサムシティクラブの経歴とメンバー構成の歩み
Awesome City Clubは2013年春、東京・渋谷で産声を上げました。発起人となったのは、当時バンドシーンで活動しながらも挫折を味わっていたベースのマツザカタクミです。彼が声をかけたのが、卓越したメロディセンスと歌唱力を持つatagi、多彩なギターワークを誇るモリシー、そしてドラムのユキエでした。そこにサポート参加していたPORINが2014年4月に正式加入し、初期の5人体制が確立されます。
「架空の街 Awesome City のサウンドトラック」をテーマに掲げた彼らは、2015年にアルバム『Awesome City Tracks』でメジャーデビューを果たしました。インディーズ時代から早耳のリスナーやカルチャー誌から「早すぎたシティポップの旗手」と評され、ブラックミュージックや80年代ポップス、インディーロックを融合させた楽曲群は、耳の肥えた音楽ファンを唸らせました。当時のインタビューにおいてメンバーは、「過去に組んでいたバンドが軌道に乗らず解散した苦い経験があるからこそ、このバンドでは新しいアプローチを試みたかった」と振り返っています。

【深層検証】なぜ2人は去ったのか?初期メンバーの脱退理由と真相
順風満帆に見えたバンド活動のなかで、ファンに大きな衝撃を与えたのが2年連続で起きた創設メンバーの脱退でした。一部のネット上では「メンバー間の確執」や「音楽性の不一致による喧嘩別れ」といった根拠のない憶測も飛び交いましたが、公表されたステートメントや当時の音楽業界の動向を丁寧に検証すると、全く別の構図が浮かび上がってきます。
まず、2019年8月にバンドの発案者でありコンセプターだったマツザカタクミが脱退。彼は作詞やラップ、アートディレクションの方向性を担っていましたが、デビューから数年を経てバンドの音楽的コアがatagiのソングライティングとPORINのボーカル表現へと自然に移行していった時期でもありました。マツザカ自身の手記やコメントによれば、「裏方としてのプロデュースや、より広範なクリエイティブ活動に専念したい」という前向きなクリエイターとしての自立が主な理由であり、現在も作詞家・音楽プロデューサーとして多方面で手腕を発揮しています。
続いて2020年8月には、確かなビートでバンドサウンドを支えていたドラムのユキエが脱退を発表しました。30代という年齢を迎えるなかで、「自身の将来像やライフスタイルを見つめ直した結果、バンドという枠組みを離れて個人としての人生を一歩進めたい」という決断でした。リズム隊の連続脱退はバンドにとって存続の危機になりかねない事態でしたが、メンバー同士が徹底的な対話を重ねた末の円満な送り出しであったことが、その後の関係性からも裏付けられています。
『花束みたいな恋をした』と「勿忘」の大ヒットが生んだ転機
3人体制となった直後の2021年1月、Awesome City Clubはキャリア最大の転機を迎えます。菅田将暉と有村架純がダブル主演を務めた映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして書き下ろされた「勿忘(わすれな)」の爆発的ヒットです。映画本編にはPORINが本人役として出演し、劇中の重要な場面で彼らの存在が印象的に描かれました。
アコースティックギターの哀愁あるフレーズと、atagi・PORINによる切なくも力強い男女ツインボーカルが紡ぐメロディは、映画の世界観と完璧にシンクロ。TikTokを中心とするSNSでの共感の輪とサブスクリプションの急拡大が重なり、ストリーミング累計再生回数は4億回を突破するメガヒットを記録しました。この大躍進により、第63回日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞し、同年の『第72回NHK紅白歌合戦』への初出場を果たすなど、名実ともに国民的知名度を獲得することとなったのです。

【客観データ検証】Awesome City Clubの体制変遷と主要実績
初期のインディーズ期からメガヒットを経て現在に至るまでの変遷を、客観的なファクトと数値データで整理したのが以下の比較表です。
| 時期・フェーズ | メンバー体制 | 代表作・主要実績データ | 音楽性・グループの特徴 |
|---|---|---|---|
| 結成〜メジャー初期 (2013〜2018年) | 5人体制 (atagi, PORIN, モリシー, マツザカ, ユキエ) | 『Awesome City Tracks』 「4月のマーチ」「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」 | 都市型ポップス、シンセファンク色の強いアンサンブル。カルチャー層中心の支持。 |
| メンバー脱退期 (2019〜2020年) | 4人体制 ➔ 3人体制へ移行 (マツザカ、ユキエが順次脱退) | アルバム『Grow apart』 配信シングル連続リリース | リズム隊不在を受け、打ち込みとサポート陣を融合した柔軟な制作環境へシフト。 |
| 社会現象・飛躍期 (2021〜2022年) | 3人体制定着 (atagi, PORIN, モリシー) | 「勿忘」累計4億回再生超 第63回レコ大優秀作品賞 『NHK紅白歌合戦』初出場 | 歌モノとしての普遍性を獲得。映画『はな恋』との連動で大衆的認知が最高潮に。 |
| 10周年〜現在 (2025〜2026年) | 3人体制(ソロ並行) (atagi, PORIN, モリシー) | デビュー10周年記念企画 〜Cheers to 10!!〜 展開 楽曲提供・外部プロデュース多数 | 個の活動(作詞作曲提供、アパレル、珈琲店経営など)の経験を持ち寄る大人の音楽集団。 |
ネット上の「解散の噂」はなぜ出たのか?現在のリアルな活動状況
現在でも検索関連ワードに「Awesome City Club 解散の噂」が浮上することがあります。しかし結論から言えば、Awesome City Clubは解散しておらず、精力的な活動を継続しています。では、なぜこのような噂が定期的に再燃するのでしょうか。
最大の要因は、メンバー個々のソロ活動や外部プロジェクトが非常に活発化したことです。大ヒット曲「勿忘」の狂騒が一段落した2022年以降、各メンバーは独自のフィールドを大きく広げました。
- atagi:卓越したメロディメイカーとして、King & Princeをはじめとする人気アイドルや実力派シンガーへの楽曲提供・プロデュースワークを多数手掛け、作家としての地位を確立。
- PORIN:自身のアパレルブランド「yard」のディレクションに加え、モデルやタレント業、ドラマ出演、ソロプロジェクト「Pii」での活動など、マルチな露出が増加。
- モリシー:スタジオミュージシャンとしてのギタリスト活動のほか、趣味を昇華させた自身の珈琲焙煎所・カフェのプロデュースなど、独自のカルチャーを発信。
テレビ番組や音楽フェスで3人揃って出演する露出頻度が一時的に落ち着き、個人の名前でのメディア露出が目立ったため、「もしかして解散したのではないか」と誤認したライト層の検索が集中したのが噂の真相です。実際には2025年に迎えたデビュー10周年を機に、アニバーサリープロジェクトを展開し、ライブや新作音源のリリースを重ねています。

一般に知られていない盲点と「一発屋」という誤解の是正
メガヒットを出したバンドの宿命として、一部のネット言説では「勿忘だけの一発屋ではないか」という安易なレッテルが貼られることがあります。しかし、これは彼らのディスコグラフィと音楽的文脈を無視した明らかな誤解です。
彼らには初期からのアンセムである「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」や、ドラマタイアップで話題を呼んだ「Catch The One」「Setting Sail 〜 モダンラブ・東京 〜」など、ストリーミングで数千万回以上再生されている人気曲が多数存在します。また、プロのミュージシャンや音楽プロデューサーの間でも、Awesome City Clubのトラックメイキングやコーラスワークの緻密さは極めて高く評価されています。単一のヒット曲に依存することなく、10年以上にわたりクオリティの高いシティポップを生み出し続けている実力派集団であることが、業界内の揺るぎない共通認識です。
【プロの結論】バンド共同体における「役割の再定義」と大人の自立
日本のロックバンド史を振り返ると、メンバーの脱退や大ヒットのプレッシャーをきっかけに内部崩壊し、解散に至るケースは枚挙にいとまがありません。昭和・平成期のバンドカルチャーでは「運命共同体としての結束」が絶対視され、個人の自由な活動や生活設計が犠牲になる構造的リスクを常に抱えていました。
しかし、Awesome City Clubの歩みは、現代的な「心理的バウンダリー(境界線)」を保った健全なバンドモデルを示しています。創設メンバーの脱退を過度に悲観せず、互いの人生の自立として受け入れたこと。そして大ヒット後も全員がバンドに過度に依存せず、各自のプロフェッショナルな強みを外の世界で磨き、それを再びバンドへ還元していること。この「適度な距離感とリスペクト」こそが、メンバーチェンジを乗り越え、デビュー10年を超えてなお瑞々しい音楽を鳴らし続けられる最大の勝因と言えます。
【awesome city club】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:Awesome City Clubの現在のメンバーは何人ですか?
A1:現在は、atagi(Vo/Gt)、PORIN(Vo/Syn)、モリシー(Gt/Syn)の3人体制で活動しています。ライブや音源制作では、実力派のサポートドラマーやベーシストを迎えて柔軟にパフォーマンスを行っています。
Q2:初期メンバーが脱退した本当の理由は何ですか?不仲ですか?
A2:不仲や喧嘩別れではありません。2019年に脱退したマツザカタクミは音楽プロデュースや裏方としてのクリエイティブ活動への専念、2020年に脱退したユキエは30代を迎えた人生設計や個人としてのライフスタイルの見直しが理由です。互いの意思を尊重した前向きな合意のもとで脱退しています。
Q3:Awesome City Clubは解散の噂がありますが本当ですか?
A3:解散の事実は一切ありません。大ヒット曲「勿忘」以降、メンバー各自が楽曲提供(atagi)、アパレル・ソロ活動(PORIN)、カフェプロデュース・客演(モリシー)など多岐にわたる個人活動を並行しているため噂が立ちましたが、2025年の10周年記念を経て、現在も精力的に活動しています。
まとめ:10周年を経て進化を続ける3人の未来図
激動のメンバー脱退劇、そして「勿忘」による特大のブレイクを経て、Awesome City Clubはかつての「渋谷発のシティポップバンド」という枠組みを超え、円熟味を増した音楽集団へと到達しました。
個々の才能が自由に越境しながら、ひとたび3人が集まれば唯一無二の洗練されたポップミュージックを奏でる——。バンドの固定観念に縛られないそのしなやかなスタンスは、成熟した日本のポップシーンにおける一つの理想形です。酸いも甘いも噛み分けた彼らが今後どのような新しいサウンドスケープを届けてくれるのか、その先駆的な挑戦から目が離せません。 (出典: awesome city club(Yahoo!ニュース))